
院長菅間剛
2007年慶應義塾大学医学部卒業後、横浜市立市民病院、練馬総合病院、千葉西総合病院、東京医科歯科大学医学部医歯学総合研究科、世田谷北部病院などに勤務。数多くの手術麻酔の経験を積み、2023年に調布駅前そけいヘルニアクリニックを開業。信頼する外科医師とともに、鼠径ヘルニアの日帰り手術に尽力している。日本専門医機構認定麻酔科専門医。
外科系医師と手を携え、日帰り手術を身近に
「貸手術室」の取り組みがスタート
一般の患者さんにとって日帰り手術はまだまだ身近であるとは言えず、「手術が必要になったら病院に入院しなければいけない」というのが「常識」なのではないでしょうか。しかし、当院で行っている鼠径ヘルニア手術をはじめ、低侵襲で入院せずとも行える手術は多くあります。それにも関わらず、ほとんどの患者さんが、費用や時間をかけて入院して手術を受けているのが現状です。私は長年にわたり手術麻酔を担当してきた経験から、「手術を負担なく受けられる環境をつくりたい」と、開業いたしました。現在はその第一歩として罹患率の高い鼠径ヘルニア手術をメインにしておりますが、今後は整形外科や婦人科などの手術も日帰りで受けられるようにしていきたいと考えております。そのための取り組みとして、近隣の外科系クリニックの先生方が当院の手術設備や人員を活用して手術ができる「貸手術室」を始めました。私も麻酔科医師として、麻酔や患者さんの管理を担当いたします。「低侵襲な手術は日帰りで」をスタンダードにするべく、尽力して参ります。
開業医の先生が手術室を
使える「貸手術室」
開業医の先生方の患者さんに手術が必要になったとき、当院の設備や人員をご活用いただくことで、ご自身で執刀していただけます。
麻酔の専門家の院長が
患者の管理を担う
日頃から当院で行っている鼠径ヘルニア手術と同様に、開業医の先生方が執刀なさる際にも院長が麻酔を担当・監督いたします。
手術経験豊富な看護師や
スタッフもサポート
当院の看護師も手術に入ります。スタッフも手術を受ける患者さんの対応に慣れていますのでご安心ください。
さまざまな手術に
対応し得る設備
普段鼠径ヘルニア手術に使用している内視鏡や麻酔器がそろっています。開業医の先生方が手術に専念できる環境を整えています。
鼠径ヘルニアの日帰り手術
当院の診療は鼠径ヘルニアの日帰り手術がメインです。院長が信頼する外科医師が在籍しており、手術を執刀。先進の腹腔鏡を使用し、低侵襲で患者さんに負担の少ない手術をめざしています。また麻酔科医師である院長の専門性を生かし、手術前の全身状態の評価や飲水、内服の指示から手術中の血圧や呼吸などの管理、手術後の疼痛や吐き気の管理に至るまでこまやかに診るのも特徴の一つです。
「貸手術室」で泌尿器科クリニックと提携
2026年5月より、千歳烏山の泌尿器科クリニックの先生に「貸手術室」をご利用いただくことになりました。毎週土曜日の午後を泌尿器科の先生による前立腺肥大症の日帰り手術の枠として確保し、その間当院は「貸手術室」として稼働いたします。手術当日の麻酔と患者さんの管理については麻酔科医師の院長が担当し、手術後に患者さんの麻酔が抜け、お帰りになるまで対応いたします。
日帰り手術の普及に向けて
最近は下肢静脈瘤や副鼻腔炎などで日帰り手術を行うクリニックが増えてきましたが、その認識はまだ一般に普及しているとは言えません。私は全身麻酔=入院ではなく、「街の手術室」で負担なく手術を受けられることを当たり前にしていきたいと考えています。今後ともに日帰り手術の普及に尽力していただける先生がおられましたら、連携を図ってこの輪を広げていきたいと思っています。
調布駅前そけいヘルニアクリニック
京王線 調布駅